「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物エトミデートを使用したとして、医薬品医療機器法違反の罪に問われた元広島カープ内野手の羽月隆太郎被告(26)の公判が15日、広島地裁であった。 井上寛基裁判官は、羽月被告に拘禁刑1年執行猶予3年(求刑拘禁刑1年)の有罪判決を言い渡した。 起訴状によると、羽月被告は昨年12月16日ごろ、広島市中区の自宅でエトミデートを加熱して気化させ、吸引して使用したとされる。 この日の公判で、羽月被告は起訴内容を認めた。 弁護側による被告人質問では、違法と認識していながら使用を続けた理由について、「周囲に同じように吸っているカープの選手がいたので、自分も大丈夫だと思った」と説明した。 エトミデートは「ゾンビたばこ」の通称で知られ、過剰摂取すると意識を失ったり、手足がけいれんしたりする恐れがある。 羽月被告は1月27日に広島県警に逮捕され、2月17日に起訴されていた。広島カープは2月24日、羽月被告との選手契約を解除した。 羽月被告は内野手として活躍。プロ7年目の昨季は、俊足を武器に自己最多の74試合に出場した。(相川智)