酒田市内の住宅地で続発した5件の不審火のうち、1件への放火の疑いで23歳の男が逮捕された事件で、警察はほかの4件の不審火もこの男による連続放火の可能性を視野に捜査を進めています。男の身柄は15日、送検されました。 非現住建造物等放火などの疑いで15日午前、山形地検酒田支部に身柄を送られたのは、酒田市東泉町2丁目の無職、奥山寛章容疑者(23)です。 これまでの調べによりますと、奥山容疑者は4月6日夜、酒田市東泉町2丁目で89歳の男性の住宅敷地内にある物置小屋に侵入して火をつけ、小屋の天井などを焼いた疑いが持たれています。 奥山容疑者は現場近くに住んでいて、調べに対し容疑を認めているということです。 現場周辺では3月下旬から4月初めにかけて、今回の逮捕容疑を含め、合わせて5件の不審火が発生していました。 いずれの不審火もドアや引き戸にカギがかかっておらず、火の気がなかったことから放火によるものとみられています。 奥山容疑者が4月11日に酒田市内で軽トラックを盗んだ疑いで逮捕されて以降、付近で不審火の発生は確認されていません。 東泉町2丁目自治会防犯部長 佐藤武昭さん「こういう事件なんて今まで聞いたことないですよ。みんな心配していたけれど解決してもらって良かったです」 不審火発生後、佐藤さんら自治会メンバーは夜間の見回りを行っていましたが、その中心人物だった自治会長の早藤正俊さんは4月15日、自宅で急逝していました。 東泉町2丁目自治会防犯部長 佐藤武昭さん「みんなで協力してやってきましたから、まさかと思いました。ちょうど1か月の命日にあたるので、きのう解決しましたと報告してきました。」 奥山容疑者は4月11日に軽トラックを盗んだ疑いで逮捕され、その後の4月30日にはタイヤなどを盗んだ疑いでも逮捕されており、今回が3回目の逮捕です。 警察は、現場周辺で発生したほかの4件の不審火も、奥山容疑者による連続放火の可能性を視野に、犯行の動機や火を付けた方法などの捜査を進めています。