【京都小6事件】養父殺害供述も残る”謎” …犯罪ジャーナリスト・小川泰平が語る事件の”裏側”

京都府南丹市園部町の山林で安達結希くん(11)が遺体で見つかった事件で、父親の安達優季容疑者(37)が5月6日、殺人容疑で再逮捕された。 京都府警が再逮捕を発表した記者会見では、容疑者が取り調べに対し、「私は両手で結希の首を絞めて殺しました」と認め、「殺害も一人でやった」と供述していると説明。殺害動機については明らかにしなかった。ただ、捜査関係者によると、逮捕前の任意聴取では、殺害当日の3月23日に結希さんを学校に送る車内で口論となり、「父親じゃないと言われた」などと説明したという。 これに、SNSでは〈これが本当に動機なの?〉〈もっと深い闇がありそう〉といったコメントが散見されている。今回の事件現場に直接赴き、発生当初から取材を続けている犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は、 「本当の父親ではないということは容疑者自身が一番よくわかっている。被害者も母親もわかっている。わかっていることを改めて言われて、それで殺害するでしょうか。動機としては弱いと思います」 と話す。 この事件に関しては、このほかにも、いまだ”謎”が多く残されている。 事件が報じられてからほどなく、報道やSNS では〈結希くんは本当に学校に行ったのか?〉〈ランリュックが発見されたのに、警察はなぜ犯人に辿り着けないのか?〉といった疑問が噴出。まるでミステリー小説のような展開が繰り広げられた。それに対し、京都府警はランリュックが発見されたこと以外は、全くといっていいほど記者発表を行わなかった。 「通常の事件に比べて、記者発表が極端に少なかったと思います。ただ、警察を擁護するわけではありませんが、結果、それが正しかったと思っています」(前出・小川氏) そもそも、事件発生当初から、〈父親が怪しい〉〈嘘をついているとしか思えない〉といった声が上がっていたにもかかわらず、なぜ、ここまで時間がかかってしまったのかという疑問も残る。これに対し、小川氏は、 「現場の指揮官の判断だと思います。例えば、別の事件では、4月19日にIT関連会社の代表が男性役員の死体を遺棄して警視庁麻布警察署に逮捕されています。遺体が発見されていないにもかかわらず、警察は容疑者の供述だけで逮捕しました。その後、起訴もされています。京都の事件では、現場の警察官は容疑者をもっと早く任意同行したかったと思いますが、今回の事件では、ご遺体の移動など、京都府警が想定できない要素がありました。その結果、時間がかかってしまったということだと思います」 一方、容疑者の不可解な行動もいまだ”謎”だ。なぜ、ランリュックを置いたのか。遺体を何回も移動させたのか。殺害の本当の動機は……。容疑者の本格的な取り調べは、まだ始まったばかり。真実の解明が待たれる──。

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