兵庫県たつの市の民家で母娘が刺殺された事件で、県警は、無職の男性(42)が関与した疑いが強まったとして、殺人容疑で逮捕状を取った。男性の所在が分かっておらず、県警は公開捜査に踏み切る方針。母娘は13日ごろに殺害されたとみられ、刃物で襲われたとみて調べていた。 死亡したのはこの家に住んでいた田中澄恵さん(74)と、娘の千尋さん(52)。2人暮らしで、19日午前に知人から連絡を受けて安否確認に訪れた警察官が遺体を発見した。 司法解剖の結果、いずれも上半身に複数の刺し傷があり、首の傷が致命傷だった。死因は澄恵さんが失血死、千尋さんは出血性ショック。身を守ろうとする際にできる防御創もあった。 県警によると、千尋さんは13日夕方に外出先から帰宅し、その頃に澄恵さんと電話で会話していたことが確認されている。家の中からは財布やスマートフォンが見つかった。 玄関は無施錠で、澄恵さんは1階玄関、千尋さんは近くの廊下に、それぞれあおむけで倒れていた。これまでにストーカーやトラブルに関する相談はなかったという。【山下理恵】