「セブン-イレブン・ジャパン」を創設 鈴木敏文さん死去93歳

国内最大手のコンビニエンスストアチェーン「セブン―イレブン・ジャパン」を創設し、「コンビニの生みの親」といわれる鈴木敏文(すずき・としふみ)さんが18日、心不全のため死去した。93歳。通夜・葬儀は近親者のみで営む。喪主は長男隆文(たかふみ)さん。 長野県出身。中央大経済学部卒業後、出版取り次ぎ大手、東京出版販売(現トーハン)を経て、1963年にヨーカ堂(現イトーヨーカ堂)に入社した。73年に米国でセブン―イレブンを展開していた米サウスランド社とフランチャイズ契約を締結。74年には東京都江東区豊洲にセブン―イレブン1号店を開店した。その後も24時間営業、各メーカーによる商品の共同配送、販売時点情報管理(POS)システムの導入による商品管理など、現在のコンビニ運営の基礎となる仕組みを次々と導入した。 一方、成長が頭打ちになっていた総合スーパー「イトーヨーカ堂」の経営立て直しにも注力。92年に総会屋に多額の現金を渡したとして商法違反容疑で幹部が逮捕された事件で、創業家の伊藤雅俊社長(当時)が引責辞任したのを受け、イトーヨーカ堂社長に就任した。 2001年には、アイワイバンク銀行(現セブン銀行)を設立。06年に西武百貨店とそごうを傘下に持つミレニアムリテイリングを完全子会社化し、傘下にコンビニ、スーパー、百貨店、金融、外食などを持つ巨大流通グループを作り上げた。 グループを統括するセブン&アイ・ホールディングス(HD)の会長兼最高経営責任者(CEO)を長く務めたが、16年4月にセブン―イレブンの社長交代を巡り、自身が主導した人事案が取締役会で否決されたことを受け、急きょ退任を表明。そのまま経営の一線から身を引いていた。

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