巨人の山口寿一オーナー(69)が26日、阿部前監督の辞任を受け、東京・大手町の読売新聞ビルで報道陣の取材に応じた。冒頭で「この度は交流戦の直前にこのように重大な不祥事を起こし、ファンの皆様と全てのプロ野球関係者の皆様に深くお詫(わ)び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」と頭を下げて謝罪した。 25日に娘への暴行容疑で逮捕され、26日未明に釈放された阿部前監督とはこの日、同ビルで対面して辞任の申し入れを受理。「涙ぐんでましたね」と明かし、「暴力は許されないことで、私も監督を続けることは許されないと考えていたので受け入れた。今後のことは橋上コーチに監督代行をお願いしまして、橋上コーチには実は昨夜のうちに私から、監督代行をお願いしたいとお願いしていた」と説明した。その後の主な一問一答は以下の通り。 ―辞任は避けられない。 「そうですね。娘さんが書かれた手紙は私も読みまして、そこに書かれている内容が事実、その通りであろうと私は考えておりますけれども、だからと言って暴力を振るったと、そして逮捕されたという事実は消すことができない。ということであれば、監督の暴力というのは非常に重い出来事でありますので辞任は避けられないと考えました」 ―阿部前監督の今後の球団との関わりは。 「辞めてもらったので今は何もない。当分、何もないですよね。この先のことは何とも言えないですけれども、今後の予定については全く何もないですね」 ―橋上監督代行はシーズン最後まで続ける。 「そうですね。そのように私からお願いしましたけどね。(阿部前監督が)数か月休んで戻れるということはあり得ないと昨夜のうちに考えたので、その旨、橋上さんにも伝えて最後までというつもりで受けていただきたいと言いました」 ―代行という形でシーズン最後まで。 「そうですね」 ―後任監督の人選は。 「それは全く白紙です」 〇…山口オーナーは取材対応後に東京Dを訪れ、試合前のチームに阿部前監督の辞任を説明。「試合には全力で集中してほしい。そうでないと相手チーム、ファンの皆さんにも申し訳ない。(前)監督自身が相当悔しいに違いないけれども、皆さんが全力プレーをすることで(前)監督の無念を少しでも晴らすことができるのではないか。橋上監督代行の下で一丸となって全力を出してほしい」と呼びかけた。