熊本県の八代市庁舎建設を巡るあっせん収賄容疑で逮捕、勾留されている八代市議の成松由紀夫容疑者(54)が、逮捕直前、国家公安委員長の経験もある自民党の有力衆院議員に接近し、関係構築を図っていたことが26日、関係者への取材で分かった。市議会の調査特別委員会(百条委)で成松容疑者の不正疑惑が追及されていた時期で、追及を逃れるため、中央政界の後ろ盾を求めていた可能性がある。 関係者によると、成松容疑者は衆院議員の地元の市議を通じて面会を希望し、4月中旬に東京・永田町の議員会館で面会した。 帰熊後、成松容疑者は周囲に「彼は元国家公安委員長よ」「何しに東京行ったと思ってんの。政策じゃないよ。話をつけてきた」と吹聴。衆院議員と面会した際に「先生、お金必要でしょ。お金好きですよね」などと切り出し、机に現金を置いたと明かした。衆院議員は受け取りを拒否したとも話した。 成松容疑者は逮捕直前の5月上旬にも、再度、この衆院議員との面会を求めて議員会館を訪れた。