栃木県で女性が殺害された強盗殺人事件で、警察が強盗殺人の疑いで事件を主導したとみられる40代の男の逮捕状を取ったことがわかりました。男は東南アジアに逃亡した可能性があるということです。栃木県警・下野署前から中継です。 事件発生から10日余り、警察は匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」による事件とみて捜査を進めてきましたが、新たに事件を主導したとみられる40代の男の逮捕状を取りました。 この事件は今月14日、上三川町の住宅で富山英子さん(69)が殺害されるなどしたもので、これまでに実行役の少年4人と指示役とみられる竹前海斗容疑者(28)、妻の美結容疑者(25)が逮捕されています。 警察はこの6人のさらに上に、別の人物がいるとみて捜査を進めてきましたが、その後の捜査関係者への取材で、現場の指示役とみられる海斗容疑者に、秘匿性の高い通信アプリで連絡をとっていた40代の男について、強盗殺人の疑いで逮捕状を取ったことがわかりました。 警察は、この男が事件を主導したとみていますが、男は事件の数日後に中国に出国し、東南アジアに逃亡した可能性があるということです。 捜査関係者によりますと、海斗容疑者は羽田空港で逮捕された際、韓国のインチョンを経由し、フィリピンのマニラに逃亡しようとしていたとみられています。 また、この事件をめぐっては、事件1週間ほど前に現場周辺で不審な車が目撃されていて、この車に乗っていた渡辺昌英容疑者(41)が盗難ナンバーを付けていたとして逮捕されていますが、その後の取材で、住宅侵入に使えるマイナスドライバーを所持したとして、警察が渡辺容疑者をきょう、再逮捕する方針を固めたことがわかりました。 渡辺容疑者は「闇バイトに応募した」と供述しているということです。 警察は逮捕状をとった40代の男が事件を計画し、現場の指示役を通じて少年ら実行役を集めた「トクリュウ」による事件とみて、全容解明を進める方針です。