関西テレビの情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」は27日、娘に対する暴行容疑で警視庁渋谷署に逮捕され、その後に巨人監督を辞任した阿部慎之助前監督について取り上げた。元大阪府知事で弁護士の橋下徹さんは、事案を巡る罪と罰のバランスが取れていない点を指摘した。 阿部前監督は25日夜、18歳の長女への暴行疑いで警視庁渋谷署に逮捕された。26日未明に釈放され、その後に辞任を表明した。 橋下さんはフリップで「社会は許すべき」との見方を明示。その上で、監督辞任という社会的制裁には「やった行為で、これだけのペナルティーが加えられるっていうのは民主国家、成熟した民主国家として違うと思いますよ。僕の感覚で、やった行為とペナルティーがあまりにも不均衡」と指摘した。 児童相談所や警察が子どもを守るため、過剰気味でも家庭に入っていくことは「当然のこと」との見方を示した一方で、もたらされるペナルティーの大きさによって児相や警察が今後行動をちゅうちょする可能性に触れた。「あとで当事者の話を聞いて『これは家庭に委ねていいんだな』ということが分かれば、もう家庭に委ねたらいいでしょうという仕組みにしておかないと、児童相談所も警察も入っていけなくなる。子どもの方だって連絡していいのかどうか分からなくなる」と指摘。今回の事案で長女が18歳で、児相の対象に該当しない年齢であることにも触れた。 さらに巨人が阿部前監督の辞任願いを受理したことについても言及。世間の見方を考慮した対応をせざるを得ないことは認めつつ「社会が『これはもういいんじゃないの?』ということを言えば、逆に巨人の方が批判されちゃう。『やりすぎなんじゃないの』って。だから僕は『やりすぎだ、やりすぎだ』と僕は言い続けたいですけどもね。社会もそういう風に言わないと、これはちょっと均衡が取れていなさすぎる」とも発言。社会が「おかしいのではないか」との声を上げれば、巨人側も受け入れるのではないか、との見方を示した。