【津】共済金を架空請求し、現金約104万円をだまし取ったとして、三重県警津署は29日、詐欺や有印私文書偽造・同行使などの疑いで、鈴鹿市伊船町、県農業共済組合元課長級職員谷口孝夫容疑者(43)を逮捕した。 逮捕容疑は令和六年8月、知人名義で架空の建物共済契約を結び、同年12月、落雷で給湯機などの家電製品が壊れたとする虚偽の書類を提出。共済金として現金約104万円を親族名義の口座に振り込ませた疑い。 同署によると、組合が昨年9月に刑事告訴し、同署が捜査していた。契約を結んだ建物は実在しなかったという。谷口容疑者は「事実に間違いない」と容疑を認めている。 組合によると、谷口容疑者は2件の建物共済を巡り、虚偽の書類を作成して現金約254万円をだまし取ったとして昨年7月に懲戒解雇された。過去には共済金の審査を担当する部門に所属していたという。