【速報】「日野町事件」再審公判、検察側が有罪立証を断念へ 無罪ほぼ確定的に

滋賀県日野町で1984年、酒店経営の女性が殺害された「日野町事件」で、無期懲役で服役中に75歳で亡くなった阪原弘(ひろむ)さんの裁判のやり直し(再審公判)に向けた裁判官、検察、弁護団による3回目の3者協議が19日、大津地裁で開かれた。検察側は有罪主張はせず、新たな立証も行わない方針を示した。阪原さんの再審無罪がほぼ確定的となった。 協議は午前10時から40分程度、非公開で行われ、請求人で阪原さんの長男弘次さん(65)らが出席した。 公判を巡っては、検察側が有罪立証をするかどうかが焦点となっていた。3月に裁判官と検察、弁護団によって開かれた3者協議で、弁護側は検察側に有罪立証しないよう要請し、早期に立証方針を示すよう求めた。続く5月の協議では、検察側が6月19日の3回目の協議の場で、有罪立証するか否か態度を明らかにするとしていた。 ◇ 《日野町事件》 1984年12月29日、滋賀県日野町で酒店経営の池元はつさん=当時(69)=が行方不明になり、翌年1月に遺体で見つかり、同4月には店から奪われた金庫が山中で発見された。県警は88年3月、店の常連客だった阪原弘さんを逮捕。阪原さんは捜査段階で犯行を自白したが、公判では無罪を主張した。2000年に最高裁で無期懲役が確定。再審請求中の11年3月に病死した。翌年3月、遺族が第2次再審請求を申し立て、18年に大津地裁、23年に大阪高裁で再審開始が決定。26年2月に最高裁で再審開始が確定した。

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