女子高校生殺害事件の判決言い渡し中に乱入 そのとき法廷で何が

女子高校生が川に転落し水死した事件の判決言い渡し中に、旭川地裁(北海道旭川市)の法廷内に男が乱入した事件。道警は22日、北九州市門司区栄町、自称・配達業村山哲志容疑者(48)を建造物侵入の疑いで現行犯逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 旭川中央署によると、逮捕容疑は午後3時5分頃、正当な理由がなく法廷内に侵入したというもの。 殺人などの罪に問われた内田梨瑚(りこ)被告(23)の裁判員裁判は午後3時に開始。冒頭、田中結花裁判長が「被告人を懲役27年に処する」と述べた後、認定事実を説明している最中だった。 突然、大きな音がして傍聴人用出入り口から男がものすごい勢いで入ってきた。怒声を上げながら裁判官や裁判員、被告らがいる法廷内に侵入し、裁判所職員らが数人がかりで取り押さえた。裁判長が休廷を宣言し、中にいた人たちは法廷の外に避難。男は午後3時半頃に警察官に連行されるまで怒鳴り続けていた。裁判が再開されたのは午後4時前だった。 署によると、村山容疑者は危険物は所持していなかった。「求刑に納得がいかず抗議をするために入った」と供述しているが、亡くなった高校生の遺族とも、被告とも無関係という。 地裁によると、村山容疑者は傍聴券を持っていなかった。傍聴人用出入り口に至る廊下に金属探知機を設置し、警備員を配置していたが、どうやって到達したのかは「確認中」としている。「裁判員や事件関係者、傍聴人などに多大な不安を与える事態を生じさせたことは誠に遺憾。事実関係を確認の上、再発防止策の検討も含めて適切に対処したい」とコメントした。(野田一郎、戸田拓)

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