白ナンバーの大型貨物自動車で有償運送する「白トラ」営業をしたとして、佐賀県警は23日、貨物自動車運送事業法違反の疑いで、基山町の運送会社「じんのうち運輸」役員の男(59)=同町小倉=を逮捕した。 県警は23日午前、容疑者の関係先を家宅捜索し、資料などを押収した。 逮捕容疑は、一般貨物自動車運送事業の許可を受けず、2月25日〜4月23日に10回にわたって福岡県大刀洗町から福岡市内の海外輸出ターミナルまで自家用の大型貨物自動車を運転し、輸出用の海上輸送コンテナを有償で運んだ疑い。「白トラではないと思う」と容疑を否認している。 県警によると、容疑者は荷主の中古車解体部品輸出入業者から依頼を受け、中古車などが積まれたコンテナを運んでいたとみられる。2013年に一般貨物自動車運送事業許可を取得し、昨年12月に同事業許可が廃止されていた。容疑者は政治団体大日本愛国党佐賀県本部の本部長で、運送で得た報酬が活動の資金源になっていた可能性もあるとみて調べている。 4月施行の改正貨物自動車運送事業法で違法な白トラへの規制が強化され、運送を委託した荷主も新たに処罰対象となった。県警は今回の事件で運送を委託した荷主側についても捜査している。(取材班)