バンス氏、ウォーターゲート事件を軽視 今なら「半日で忘れられる」

【AFP=時事】J・D・バンス米副大統領は25日、リチャード・ニクソン元大統領(37代、共和党)を辞任に追い込んだ1972年のウォーターゲート事件を「狂っている」と呼び、今起きても半日で忘れられるニュースにしかならないとの見解を示した。 2028年大統領選への出馬が有力視されているバンス氏は、カリフォルニア州にある「リチャード・ニクソン大統領図書館・博物館」を訪問し、「彼の歴史的遺産は今、ちょっとしたルネサンス(再ブーム)を迎えているが、当然のことだと思う」と主張。 「ウォーターゲート事件が明日起きたとしても、半日で忘れられるニュースにしかならないだろう。あの事件によって大統領を失脚させたのは狂っている」と付け加えた。 これに対し民主党の政治評論家デビッド・アクセルロッド氏はX(旧ツイッター)で、バンス氏の見解は「(ドナルド・)トランプ時代の道徳的退廃や倫理的堕落を如実に物語っている」と指摘した。 ウォーターゲート事件は1972年、首都ワシントンにあるウォーターゲート・ビルに入る民主党本部に不法侵入した5人の男が逮捕されたことから始まった。 当時、現職のニクソン氏は、同年11月の大統領選で圧勝し、再選を果たした。 しかしその後、米紙ワシントン・ポストの報道などにより、ニクソン政権の最高幹部が主導した広範な政治スパイ工作と、もみ消そうとする試みが暴かれることとなった。 長い法廷闘争を経て、議会による弾劾手続きが現実味を帯びる中、ニクソン氏は1974年に辞任。米国の歴史において、辞任した大統領はニクソン氏ただ一人となっている。【翻訳編集】 AFPBB News

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