知人の共犯を“口封じ”か 29歳男を逮捕 放火殺人事件への関与浮上で殺害の可能性 詐欺容疑で複数回逮捕も 広島

広島県で男性が遺体で見つかった事件をめぐり、29歳の男が強盗殺人の疑いで逮捕された。別の放火殺人事件で共犯関係にあった人物の口封じや借金逃れが動機とみられ、警察は複数事件の関連を含め全容解明を進めている。 ◆共犯者を「口封じ」か 広島県で2026年4月、男性の遺体が見つかった事件をめぐり、強盗殺人の疑いで29歳の男が逮捕された。 別の殺人事件をめぐる「口封じ」をしようとしたとみられている。 広島県警の岡崎玲史刑事部長は29日の会見で「共犯関係にある当時29歳の人物が警察の捜査線上に浮上したことを知るや、同人を殺害し口を封じることで、自身の事件への関与の発覚を免れようと」と述べた。 強盗殺人の疑いで逮捕されたのは、広島市南区の無職・倉本幹太容疑者(29)だ。 逮捕容疑は2026年3月、三原市の会社敷地内で徳田雅希さん(当時29)を窒息死させた上、倉本容疑者が徳田さんに負っていた債務700万円の支払いを逃れようとしたというものだ。 広島県警の会見では「殺意を持って同所に掘られた穴の中に同人を土砂で埋めるなどした」と語られた。 行方が分からなくなっていた徳田さんの遺体が見つかったのは、4月29日のことだった。 上空からの映像では、ブルーシートが被せられた部分に穴が開いているように見える。 徳田さんはこの穴に埋められたとみられている。 広瀬修一記者: 警察によると、倉本容疑者はパワーショベルを使って掘った深い穴に徳田さんを入れ、ダンプで土をかけて埋めたということです。 警察によると、倉本容疑者と徳田さんの2人は元々地元の同級生で、知人関係だったという。 ◆2月に起きた放火殺人が関連か 殺害に及んだ理由は、広島県内で発生したもう一つの事件が関係していたとみられている。 4月に徳田さんの遺体が発見される以前、隣接する東広島市の住宅で今年2月に起きた放火殺人事件だ。 住宅の屋根が焼け落ち、骨組みだけとなった家。 この裏庭で、住人のリフォーム会社社長の川本健一さん(当時49)が血を流して倒れているのが見つかり、その後死亡が確認された。 川本さんは首を刃物で複数回刺されていた。 この時、火災によるやけどを負った川本さんの妻は、近隣住民に対し「訪ねてきた男に襲われた」と話していた。 警察によると、倉本容疑者は川本さんの妻の甥にあたり、徳田さんは川本さんが経営していた会社の元従業員でもあったという。 警察がこの放火殺人事件の捜査をする中、防犯カメラ映像などから徳田さんの関与が浮上した。倉本容疑者と徳田さんは共犯関係にあったとみられていた。 そして、徳田さんが捜査線上に浮上したことを知った倉本容疑者は、共犯関係にあった徳田さんを口封じのために殺害したとみられている。 ◆容疑者とみられる人物が殺害される事態に 放火殺人事件捜査の過程で、容疑者の1人とみられる人物が殺害されるという結果となった。 広島県警の河崎博文警察署長は会見で「被害者は東広島市で発生した殺人等事件の容疑者として捜査線上に浮かんだ人物でもありました。警察は生きている本人の発見を目指して捜索を行っていたわけですが、このような形での発見となり非常に残念に思っている次第です」と話した。 三原市の事件発覚後、倉本容疑者はすでに別の詐欺容疑で複数回逮捕されていた。 徳田さんの遺体発見からちょうど2カ月が経った29日、逮捕に至った。 警察の調べに対し、倉本容疑者は「私はしていません」と容疑を否認しているという。 (「イット!」 6月29日放送より)

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