〈「死ぬために火をつけた」兵庫県の田舎村から見つかったのは66歳女性の焼死体⋯【夫でも、放火魔でもない】彼女を殺した「驚きの犯人」(昭和24年の事件)〉 から続く 1949年、兵庫県で起きた放火殺人事件。寝たきりの男性ではなく、逮捕されたのは近所に住む34歳の女性・山本宏子だった。生活苦の中、頼りにしていた男性の妻から浴びせられた罵詈雑言。 さらに、宏子がその男性に対して抱いていた「実の父親ではないか」という複雑な感情が、彼女を凶行へと駆り立ててしまう。 裁判の結果、宏子に言い渡されたのは「死刑」。戦後初となる女性の確定死刑囚となった彼女だったが、大阪拘置所での暮らしは、やがて彼女の精神を激しく蝕んでいく。 突然裸で水を浴びるなどの異常行動――死刑への恐怖がもたらした「拘禁反応」の果てに、彼女を待ち受けていた「予測不能な運命」とは? 鉄人社の文庫新刊『 戦後まもない日本で起きた30の怖い事件 』よりお届けする。(全2回の2回目/ 最初から読む ) ◆◆◆