「水原麻薬ゾンビ」拡散した“恐怖動画”の人物…韓国・科学捜査研究院の精密鑑定で「陰性」の急展開

【06月30日 KOREA WAVE】SNS上で急速に拡散し、薬物中毒者のような異様な動きから「水原(スウォン)麻薬ゾンビ」と騒がれた動画を巡り、映っていた30代の男性が、韓国の国立科学捜査研究院による尿の精密鑑定で陰性判定を受けたことが分かった。京畿道・水原勧善警察署が29日、麻薬類管理法違反容疑で捜査しているこの男性の鑑定結果を明らかにした。 騒動の発端は21日午後0時半ごろ、水原市勧善区のマンション近くのバス停付近で、男性が不審な様子で歩き回っていたことだ。目撃者が撮影してSNSに投稿した動画には、男性が背中を丸め、両腕をだらりと下げたまま左右にふらつく姿が映っていた。この様子が、欧米などで社会問題化している違法薬物による「フェンタニル・ゾンビ」を連想させるとして広く拡散した。投稿者が「自分の町でこんな光景を直接見るとは」と恐怖を訴え、ネット上でも「米国の裏通りで見るような光景だ」「韓国もこうなってしまうのか」と不安の声が上がっていた。 事態を把握した警察は23日朝から防犯カメラの映像解析などを進め、午前10時半ごろに現場付近で男性を発見した。その場で実施した薬物の簡易検査で覚醒剤の陽性反応が出たため緊急逮捕に踏み切ったが、所持品から覚醒剤やフェンタニルなどの違法薬物は見つからず、別途実施したフェンタニルの簡易検査も陰性だったという。 さらに翌24日、国立科学捜査研究院の1次予備鑑定でも陰性判定が出たため、警察は男性を釈放し、現在は在宅のまま捜査を続けている。調べに対し、男性は「体に力が入らず、あのような姿勢になってしまった」と薬物の使用を真っ向から否認しているという。警察は今後、毛髪の精密鑑定結果を待って最終的な捜査方針を決める。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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