父親が幼い我が子2人を殺害か。 近隣住民には“平和な家族”に映った一家に何が起きたのか。 群馬・伊勢崎市の住宅で小学1年生の長女を殺害した疑いで、父親で会社員の井上敏典容疑者(42)が逮捕されました。 事件は5日午後8時5分ごろ、母親からの「子供が倒れている」という119番通報で発覚しました。 6日午前10時から始まった家宅捜索。 午後2時半ごろ、事件が起きた自宅の前には規制線が張られ、自宅前の道路をふさぐように警察車両が止まっていました。 現場はJR伊勢崎駅から3kmほど離れた住宅街にある一軒家。 この家には井上容疑者と妻、そして小学1年生で6歳の長女・明莉さんと3歳の長男・柊利ちゃんの4人家族が住んでいました。 近隣住民は「(家族の)仲はいい印象。(2人とも)明るいかな、上も下の子も。2人ともいい子かな。見た感じ活発だったし」と話していました。 5日午後8時ごろ、仕事から帰宅した井上容疑者の妻が、布団の上で倒れている明莉さんと柊利ちゃんを見つけ消防に通報。 2人にはそれぞれ首に絞められたような痕があり、その場で死亡が確認されました。 この日、仕事が休みだったという井上容疑者。 妻が帰宅した際、自宅内にはいなかったといいます。 井上容疑者の妻が通報した直後の、5日午後8時25分ごろの自宅周辺の様子。 近隣住民は「パトカーがあって『近いよね』って話してたら目の前に止まり始めたから、周りの人たちが『井上さんがなんかあったんじゃないか』って」と話します。 そして通報から約30分後、井上容疑者が警察署に出頭。 犯行後、自宅から車で立ち去っていたという井上容疑者は、「長女と長男の首を絞めて殺した」「ネクタイなどで首を絞めた」などと供述し、容疑を認めているといいます。 なぜ、幼い我が子を殺害したのか。 井上容疑者の印象について、近所の人は「“普通の方”ですよ。言葉は交わしてない」「“普通の人”なんですよ。全然怖い感じもしないし、暗い感じもないし。本当に普通のお父さん。本当、知っている人だからこそびっくり」などと話します。 以前は公園で子供を遊ばせる井上容疑者の姿も見られたといい、近隣住民は「公園なんかに行って遊んでましたよ、遊ばせてました。私はおじいちゃんおばあちゃんをよく知ってるから」「近所の人が本当隠せないくらい、みんなが知ってる家なんですよ、有名なおうち」と話していました。 近所の人によると、古くからこの場所に住む井上容疑者の両親の自宅が同じ敷地内にあり、亡くなった長女の明莉さんと祖父が囲碁を楽しむ姿も見られたといいます。 近隣住民: (明莉さんは)元気で活発で明るくて、おじいちゃんが囲碁を教えてたので本人も囲碁にすごく興味があって、「明莉ちゃんが女の子なんだけど、囲碁を一緒にやってくれるんだよ」って、おじいちゃんすごく喜んでたんです。 4月に小学校に入学したばかりだった明莉さん。 誰もが知る平和な家族に起きた事件に、地元では「『まさか』って。本当に“平和なお宅”ってイメージしかなかった。人柄もすごくいい人だったから、なんで自分の子供に手をかけてしまったんだろうって」などと衝撃が走っていました。 事件から一夜が明けた6日。 午前10時には現場検証のため、井上容疑者の自宅に捜査員が入っていきました。 その後の取材で、明莉さんの近くから井上容疑者のものとみられるネクタイが複数本見つかったことが分かりました。 警察は、長男の柊利ちゃんについても井上容疑者が殺害したとみて経緯を調べています。