韓国司法史上初、異例の「小法廷」生中継へ…最高裁が尹錫悦前大統領の判決を前にシステム構築

【07月08日 KOREA WAVE】韓国の最高裁(大法院)が、ユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の容疑に関する初の上告審判決を控え、判決が言い渡される小法廷にテレビ生中継システムを新たに構築した。これまで最高裁による判決の生中継は、最高裁判事全員が参加する「大法廷」の事件に限られており、4人の判事で構成される「小法廷」での生中継が認められれば、韓国の司法史上初めてとなる。 一方、ユン・ソンニョル氏側は「判決の生中継は不当だ」として反対意見書を提出する方針を示している。 法曹界によると、最高裁は近く開かれるユン・ソンニョル氏の「逮捕妨害」容疑などの上告審判決(9日午後2時予定)に向け、担当となる最高裁第1法廷に中継設備を設置した。最高裁関係者は「大法廷とは異なり小法廷には中継システムがなかったため構築した。生中継の可否はまだ確定しておらず、被告人側の同意の有無を確認する手続きを進めている」と説明した。 これに対し、ユン・ソンニョル氏の弁護人を務めるユ・ヨンハ弁護士は「7日午前に不当性を訴える意見書を提出する。たとえ同意しなくても(裁判所の職権で)生中継が許可されることはあるが、記録を残すために反対の意思を明確にする」と明らかにした。これに先立ち、内乱特別検察官チームは3日、最高裁に対し判決期日の生中継を申請していた。 最高裁が過去に判決のテレビ生中継を認めたケースは、2019年のパク・クネ(朴槿恵)元大統領らの「国政介入事件」や、2020年および2025年のイ・ジェミョン(李在明)氏の公職選挙法違反事件など、いずれも大法廷での3例のみとなっている。上告審では被告人の出廷義務がないため、ユン・ソンニョル氏は当日は出廷しない見通しだ。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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