【07月10日 KOREA WAVE】韓国・光州で女子高生を殺害したとされるチャン・ユンギ被告が緊急逮捕された後、検察に送致されるまでの10日間に、現職警察官の父と約1時間面会していたことが確認された。特に警察庁特別捜査チームは、留置場での父子間の約1時間分の面会録音を確保したとみられる。 別途捜査に着手した検察と警察は、チャン・ユンギ被告の父を順次呼んで調べ、父と当時の捜査チームによる証拠隠滅疑惑の解明に力を入れている。 取材を総合すると、5月5日に女子高生を殺害したチャン・ユンギ被告は翌6日、8日、13日の3回にわたり、現職警察官である父のチャン警監と光州西部警察署の留置場で面会した。 6日は午前9時47分から午前10時2分まで約15分間、2日後の8日は午前11時15分から午前11時30分まで約15分間、2回目の会話を交わした。 8日は、父がチャン・ユンギ被告の住居からリアルドール2体を持ち出して廃棄処分したと推定される日だ。首の部分などが損傷したリアルドールは、チャン・ユンギ被告の強姦殺人の犯意を裏付ける重要な証拠だが、当時の捜査チームは実物を証拠物として確保せず、映像などでのみ証拠採取した。 父は、チャン・ユンギ被告の身元公開と検察送致が実施される前日の5月13日午後7時30分にも、西部警察署の留置場で息子と面会した。面会は約20分間だった。 父は、チャン・ユンギ被告が学生時代に使っていた携帯電話も廃棄した。また、犯行当時に使われたSUVの内部から結束バンドを持ち出し、自宅に保管していた。検察は家宅捜索でこの結束バンドを確保し、当時の捜査チームが車内の結束バンドを見ながら押収せず、被害者の血痕が残ったSUVを父に返した経緯を調べている。 父は息子との面会を申請する前、光山警察署の捜査チームに電話をかけ、「息子との面会が可能かどうか」を確認したとされる。 警察は当時、チャン・ユンギ被告と父の面会自体に問題はなかったとの立場だ。留置場での面会条件は1日3回、1回30分以内で、記録上、特別待遇はなかったとみられる。 警察庁の「被疑者留置および護送規則」により、弁護人ではない人が面会する場合はすべて録音される。チャン・ユンギ被告父子の会話もすべて録音されていたことが確認された。 特別捜査チームは、計1時間分の録音を西部警察署から提出されたとみられる。録音の分析を通じ、面会の過程で証拠隠滅に関する会話があったかどうかなどを確認するとみられる。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News