うその決算報告書を提出するなどして、銀行から融資金1億円をだまし取ったとして、千葉市の中古車販売会社の経営者らが6月5日、逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、千葉市花見川区の中古車販売会社「Marubayashiサービス」の代表取締役大井勝好容疑者と統括本部長を務めていた大谷明俊容疑者ら4人です。 県警によりますと、4人は2018年、中古車販売の売り上げを架空計上し、会社の財務状況が良好であるよう見せかけたうその決算報告書を提出するなどして、銀行から融資金1億円をだまし取った疑いが持たれています。 2022年ごろ、会社からの返済が滞ったことから、銀行が融資の判断資料などを精査したところ、粉飾決算の形跡が確認され、その後、県警が捜査を進めていました。 県警は4人が同様の手口で、同じ銀行からあわせて4億円を超える融資を受けていたとみて調べており、捜査に支障があるとして4人の認否を明らかにしていません。