中村前八代市長、17日喚問 庁舎建設百条委 入札評価案の認識焦点 熊本

熊本県八代市庁舎建設工事に関する市議会調査特別委員会(百条委)は10日、次回の審議を17日に開くと発表した。関係者によると、当時、市長だった中村博生氏(67)を証人喚問する。前回の百条委では当時の副市長が、庁舎建設を巡る汚職事件で逮捕・起訴された市議から入札の評価基準案を受け取り、市長の了解を得たと証言しており、中村氏の認識が焦点となる。 事件では、あっせん収賄罪などで起訴された市議の成松由紀夫被告(54)らが、前田建設工業(東京)などの共同企業体(JV)の受注や利益増額のため、市職員らに不正行為を働きかけ、前田側から賄賂6千万円を受け取ったとされる。捜査関係者によると、成松被告は前田側が作った自社に有利な評価基準案を当時の田中浩二副市長に渡し、採用を求めた疑いがある。 田中氏は今月3日の百条委で、成松被告から評価基準案を受け取った際に「『市長了解済みだ』と言われた」と説明。中村氏に「今、成松市議からもらいましたけど、これでいいんですよね」と尋ねて了解を取り、部下に採用を指示したと証言した。一方で、前田建設については入札前まで「存在そのものを知らなかった」とし、評価基準案が「前田に落札させるためのものだとは聞いていない」と述べた。

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