点滴に“排泄物”混入 患者殺害か…元看護師の51歳女を逮捕

千葉県柏市の病院で看護師として働いていた女が、入院患者の点滴チューブに排泄物(はいせつぶつ)を混入させて殺害したとして逮捕されました。 殺人の疑いで逮捕されたのは助産師・古川美由紀容疑者(51)です。現場は千葉県柏市の病院です。地域密着を掲げて、11年前にオープンしました。婦人科など20以上の診療科を設けています。古川容疑者は当時、助産師ではなく、内科の看護師として勤務していました。 1月30日明け方のこと。そのフロアの当直は2人で、1人が看護責任者の古川容疑者でした。午前4時前、入院患者が寝ている病室へ。そして点滴のチューブに排泄物を混入したとみられています。その直後、巡回していた別の准看護師が患者の容体が急変したことに気付きました。顔面蒼白で呼吸が浅く、苦しんでいるように見えたといいます。患者は次の日の夜、亡くなりました。會田栄次さん(当時75)。死因は敗血症を起因とする多臓器不全でした。事件の前の日までは普通に会話できる状態だったといいます。 古川容疑者は、病院から車で30分ほどの同じ柏市で暮らしていました。 警察によると、事件の1カ月後に病院を退職し、その後、東京都内の別の病院で助産師として働いていたといいます。どちらの病院でも他に不審死は確認されていないといいます。 犯行はわずか1分ほどでした。ところが、その時間に病室を出入りする古川容疑者の姿を防犯カメラが捉えていました。亡くなった患者は別の看護師の担当で本来、古川容疑者が病室に入る必要はありませんでした。警察はその後も、職員など関係者への聴取を重ねていたといいます。 また、患者が亡くなった翌日、病院側から「点滴に異物が混入した恐れがある」との話を受け、警察は付着物を押収していました。鑑定の結果、付着物は人の大便とみられることは分かったものの、誰のものか特定できなかったといいます。 15日夜、病院を運営する法人がコメントを出しました。 病院側のコメント 「今回の事件は医療機関に勤務していた職員として、また人として絶対に許されない行為であり、このような事態が生じたことについて深く遺憾に思っております」 古川容疑者は取り調べに対し、容疑を否認しているということです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加