高位公職者犯罪捜査処は尹大統領の逮捕状執行を警察に一任、野党は訴追事由から内乱罪を削除…弾劾政局揺るがす悪手

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対する高位公職者犯罪捜査処(公捜処)の内乱罪捜査と憲法裁判所の弾劾審判の過程で法的・政治的論争が起きたことにより、弾劾政局が揺さぶられている。公捜処は警察に「尹大統領の逮捕状執行を一任する」と通知した。だが警察はすぐさま「法的な論争がある」として拒否した。国会弾劾訴追委員団が今月3日に「尹大統領の訴追事由から内乱罪を撤回したい」と表明したことを巡っても、尹大統領側と保守系与党「国民の力」の反発が続いている。公捜処と野党が立て続けに法的論争を招き、反発の原因をもたらしている、というわけ。韓国政界からは「こういう形で進めていったら、どんな結果が出ても当事者の一方が受け入れられない状況を招きかねない」という声が上がっている。

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