殺人疑いの元従業員、3800万円の詐取発覚を免れようと犯行か 「私ではない」と否認

広島県東広島市の住宅で今年2月、火災が発生し、住人の会社経営、川本健一さん=当時(49)=と妻が殺傷された事件で、殺人と現住建造物等放火などの疑いで再逮捕された川本さん妻のおい、倉本幹太容疑者(29)が「私ではありません」と容疑を否認していることが17日、広島県警への取材で分かった。 県警は同日午後1時半から開いた会見で、川本さんが営むリフォーム会社の元従業員だった倉本容疑者が会社や顧客から計約3800万円をだまし取った事実が発覚するのを免れるため、川本さん殺害に及んだとみて捜査していると明らかにした。倉本容疑者は昨年1月以降、ギャンブルで約9000万円の損失を出していたという。 倉本容疑者は同じくリフォーム会社の元従業員で、知人の徳田雅希経営者(29)を、同県三原市の敷地に埋めて殺害したとする強盗殺人容疑で6月29日に逮捕された。2人は放火殺人の共犯関係で、倉本容疑者は口封じととともに、借金700万円の返済を免れようと徳田経営者を殺害した疑いがある。広島地検は7月17日、同罪で起訴した。 逮捕容疑は2月16日未明、共謀し、川本さん宅に侵入し、川本さんと妻にガソリンをかけて火を付けた上、川本さんの首を包丁で複数回突き刺すなどして殺害。妻も負傷させたとしている。川本さんの死因は失血死だった。 県警は7月19日にも徳田経営者を容疑者死亡のまま書類送検する方針。徳田経営者が川本さん殺害の実行役を担ったとみている。

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