「大川原化工機」のえん罪事件を巡り、調書を破棄した疑いなどで書類送検された捜査員3人が不起訴になりました。 「大川原化工機」の社長ら3人は、機械を不正輸出した疑いで逮捕・起訴されましたが、その後、起訴を取り消されました。 警視庁は2024年11月、取り調べの調書を破棄したり、立件に不利な実験データを削って報告書を作成した疑いで、公安部の捜査員だった3人を書類送検しましたが、東京地検は8日、「故意や共謀の認定に疑いがある」などと判断し、3人を嫌疑不十分で不起訴にしました。 大川原化工機側は、検察審査会に審査を申し立てる方針です。