2026年熊本地震、偽情報が拡散 写真加工、遺族装う投稿も 専門家「金銭稼ぎ狙う悪質な事例」

7月28日の熊本地震発生後、交流サイト(SNS)上で地震を巡るうそや真偽不明の情報が出回っている。報道機関が掲載した被災者の写真を生成人工知能(AI)で加工したとみられる偽画像や、地震犠牲者の遺族を装った投稿も拡散された。専門家は「閲覧数を増やして金銭を稼ごうとする悪質な事例が増えている」と指摘する。 毎日新聞は7月29日、氷川町の70代男性が倒壊した自宅前で厳しい表情を浮かべる写真をニュースサイトに掲載。その後、男性が笑顔でピースサインをしているように加工された偽画像がSNSに投稿され拡散した。投稿を見て男性を中傷するコメントが書き込まれ、さらに別の画像に再加工される被害を受けた。 男性によると、偽画像が拡散された後、自宅前には深夜に県外ナンバーの車が止まるなど不審な人物を見かけるようになった。男性は「同じ地区で亡くなった女性もいる。女性の葬式で遺影を見たとき、涙が出た。亡くなった人の命を何だと思っているのか。地域への侮辱だ」と憤る。熊本県警が名誉毀損[きそん]の疑いで捜査を進めている。

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