北九州市の中学生殺傷事件で、容疑者の男が女子生徒に対する殺人容疑について、「殺意」と「刺した行為」のいずれも否認していることがわかりました。 北九州市小倉南区の無職・平原政徳容疑者(43)は11日午前11時前、裁判官による勾留質問の手続きのため小倉南警察署から福岡地裁小倉支部に向かいました。 平原容疑者は表情を変えずにまっすぐ前を向いたまま車に乗り込みました。 去年12月北九州市小倉南区徳力のファストフード店で中学3年生の生徒2人が刃物で刺され女子生徒(15)が死亡し男子生徒(15)も重傷を負いました。 平原容疑者は9日、女子生徒に対する殺人容疑で再逮捕され、捜査本部の調べに対し「殺意」と「女子生徒を刺した行為」の両方を「認めない」と否認しています。 捜査関係者によりますと平原容疑者は事件直前に面識のない2人に狙いを定めた可能性があると見られていて、捜査本部が動機の解明を進めています。