県外産を「鹿児島県産牛肉」と偽装疑い 水迫畜産・元取締役逮捕 安価な県外産使い差額分で利益得たか

指宿市の水迫畜産が牛肉の産地や種類を不適正に表示していた問題で、鹿児島県警はきょう18日、元取締役の水迫政輝容疑者を食品表示法違反などの疑いで逮捕しました。 食品表示法違反と詐欺の疑いで逮捕されたのは、水迫畜産の元取締役・水迫政輝容疑者(55)です。 ■県外産の牛肉に「鹿児島県産」 県警によりますと、水迫容疑者は2023年、ふるさと納税の返礼品として県産牛肉の加工品の注文を県内企業から受けた際、県外産の牛肉に「鹿児島県産」と書いた商品ラベルを貼って納品した疑いです。 その県内企業から商品代金として、およそ145万円をだまし取ったとされています。 県警の取り調べに対し、水迫容疑者は「私の確認不足が原因で、意図して偽装したわけではない」と供述し、容疑を否認しています。 ■差額で利益を得るためか 捜査関係者によりますと、県警は産地偽装の動機について、「ふるさと納税の制度の中で、県内産より安価な県外産を使い、差額分で利益を得るためだった」とみています。 水迫畜産を巡って、農林水産省は2023年1月からおよそ1年間、27トンの商品で同様の不適正な表示があったとし、今年3月、是正を指示していました。 水迫畜産の商品をふるさと納税の返礼品として扱っていた県内の8つの市と町の寄付額は、およそ7億5500万円に上っています。 ふるさと納税に関連する食品偽装での摘発は県内では初めてで、県警はほかの業者への被害など、余罪があるか捜査しています。 ■水迫栄治社長は 水迫畜産の水迫栄治社長はホームページで、「関係者の皆様に多大なるご心配をおかけしていることを深くお詫び申し上げる」「捜査に全面的に協力する」とのコメントを発表しています。

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