【】"生殺し"日本の貧困の行方

ウクライナ戦争勃発から世界の構図は激変し、真新しい『シン世界地図』が日々、作り変えられている。この連載ではその世界地図を、作家で元外務省主任分析官、同志社大学客員教授の佐藤優氏が、オシント(OSINT Open Source INTelligence:オープンソースインテリジェンス、公開されている情報)を駆使して探索していく! * * * ――NY市長が、イスラエル首相が国連総会出席のためにNYを訪れた際に、拘束を検討すると発言しています。これは次の大統領選挙への狼煙(のろし)ですか? 佐藤 いえ、そうではなく、自分たちのステークホルダー、自分たちの支持者対策ですね。仮に国連総会にネタニヤフが来ても、拘束はできませんから。なぜなら、米国はICC(国際刑事裁判所)に加盟してないため、逮捕を執行する法的義務はないからです。 ――意味ナシですね。 佐藤 だから、こういうのをカードにするNY市長は大した人間ではないということです。イランの核がどれくらい危険なのか、その大局がわからないで、人道的に問題があるからということでこういう発言をしているんでしょう。 ――ケツの穴の小さいお方ですね。 佐藤 こういうことをやるから、民主党側のケツはたかが知れているんですよ。その程度の人物しかいないんです。 ――ただ報道によると、このネタニヤフ逮捕に関して米国民の民主党支持者は60%、共和党支持者は24%が賛成しています。 佐藤 NY市長にトランプ支持者は関係ありません。絶対に自分に投票しませんから。だからトランプと同じやり方、自分の周りのコアな連中だけで固められればいいという方法です。 ――そのNY市内で、メラニア夫人と息子のバロン君がブティックに車で移動するルートを示し、暗殺する方法をイランが動画で公開しました。 佐藤 服に毒薬を塗って殺すのは、ヨーロッパでは昔からごく普通に考えられている手段です。 古代ギリシャの悲劇詩人・エウリピデスでもよく出てきます。例えば代表作の『メディア』には、毒を塗った着物と金の冠を王女に贈ります。 ――どうなるんですか?

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