【鳥羽】2月に三重県鳥羽市の沖合で貨物船と遊漁船が衝突し、釣り客2人が死亡した事故で、鳥羽海上保安部は20日、業務上過失致死傷と業務上過失往来危険、遊漁船業適正化法違反(利用者名簿の不記載)の疑いで、遊漁船の大田功船長(67)=同市国崎町=を書類送検した。 送検容疑は2月20日昼、同市の沖合で遊漁船「功成丸」(16トン)を見張りが不十分なまま停泊させ、貨物船「新生丸」(499トン)と衝突。遊漁船の釣り客2人を死亡させ、8人に重軽傷を負わせた疑い。同日の利用者名簿を作成しなかった疑いも持たれている。 鳥羽海保によると、大田船長や釣り客からの聞き取りなどから、貨物船の接近に気付いて遊漁船のいかりを上げるなどの回避行動が可能だったと判断した。 海保は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。「今後の捜査に影響が及ぶ恐れがある」として認否を明らかにしていない。 事故を巡り、貨物船を操船していた女性二等航海士(22)が業務上過失致死と業務上過失往来危険の疑いで逮捕されたが、処分保留で釈放され、任意の捜査が続いている。