詐欺容疑で逮捕された水迫畜産の元取締役 会社のシステム使わず独自の方法で仕入れなど管理か 偽装の発覚おそれたか 指宿市では再発防止の研修会

産地偽装の疑いで逮捕された水迫畜産の元取締役が適正に在庫管理などを行うためのシステムを使用せずに独自に管理していたことが分かりました。 偽装の発覚を恐れた可能性もあるということです。 水迫畜産の元取締役水迫政輝容疑者は他県の牛肉を鹿児島県産と偽ってふるさと納税の返礼品として納品し県内の事業者から代金およそ145万円をだまし取った疑いで逮捕・送検され、その後、釈放されています。 水迫容疑者は警察の調べに対し、「意図して偽装したわけではない」と容疑を否認しています。 水迫容疑者は当時食肉の加工販売などの責任者で、警察は材料の肉の仕入れや在庫管理などを1人で担当していたとみています。 捜査関係者によりますと水迫容疑者が責任者を務めていた加工施設には食肉の仕入れから納品までを適正に管理するためのシステムが導入されていましたが、少なくとも偽装の疑いがある2023年ごろはそのシステムは使われず容疑者が独自の方法で管理していたということです。 システムを使用すれば正しい記録や履歴が残り、納品までの工程で偽装が明らかになることを恐れた可能性もあるということです。 県警はほかの事業者に対する商品産地偽装も視野に捜査を進めるとしています。 一方、自治体も再発防止に向けて動きだしています。 返礼品として不正表示のある水迫畜産の商品を3700件以上扱っていた指宿市ではー 【指宿市商工水産課 中間豊弘 主幹】 「間違いのない返礼品を全国のみなさまにしっかりとお届けする。それが指宿の信頼回復。回復した信頼の確保につながる」 24日は再発防止に向け返礼品を提供するすべての事業者を対象に研修会を開き、10月から事業者への立ち入り調査を行うことなどを説明しました。 市は、不正表示問題が刑事事件化していることなどを踏まえ、水迫畜産とふるさと納税に関して新たな契約は結ばない方針です。 【指宿市商工水産課 宮地主税 課長】 「再三にわたって意図的ではないという説明を受けていた。今回の逮捕は大変残念」 今回の問題の影響は未知数ですが、市は事業者と一体となって信頼の回復を急ぎます。 【指宿市商工水産課 宮地主税 課長】 「寄付者は基本的に自治体が安心して提供しているものだと思ってる。返礼品取扱事業者の方々には、その辺をしっかりと意識してもらった上で商品をお届けすることを認識してもらいたい」

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