広島・小園海斗「再調整抹消」の違和感 沈黙を続けるカープに求められる説明責任と誠実さ

広島カープはチームを立て直すことができるのだろうか。チームは最下位に低迷しているうえ、収束の見通しが立たない“ゾンビたばこ”問題も抱えている。「時間をかけてでも膿を出し切り、地域の公共財産と呼べるような球団を目指すべきだ」との声もあり、今後の動向に注目が集まっている。 カープの中軸を担う小園海斗が8月18日に登録抹消となった。16日の阪神戦(マツダ)で2失策を犯すなど精彩を欠くプレーが続いたことで、新井貴浩監督は「再調整」と説明したが、そのまま額面通りに受け止める人は少ないかもしれない。 「『小園も“ゾンビたばこ”に関わっているのではないか』という声は以前からありました。疑惑が報じられた選手が相次いで登録抹消されるなか、小園だけが1軍に残っていることに疑問を持つ人も少なくなかったと思います」(元スポーツ紙カープ担当) 今年1月に元選手の羽月隆太郎氏が逮捕、選手契約を解除された。7月末には矢野雅哉、前川誠太の両選手に広島県警の家宅捜索が入ったことを球団が発表したが、2人はそれ以前に1軍登録を抹消されている。小園についても、いわゆる“売人”とされる人物と一緒に写った写真が一部マスコミで報じられたが、それまでは変わらず試合に出場し続けていた。 「球団も小園本人も何も語らないため、事実がどうなのかはわからない。ただ、状況証拠とはいえ、プロ野球選手として誤解を招きかねない行動だったのは確かだ。本来なら一刻も早く事情を説明し、必要であれば登録抹消や謹慎などの処分を下すべきだっただろう」(カープOB) 事実関係がはっきりしないため、球界関係者も歯切れが悪い。野球解説者の高木豊氏も自身のYouTubeチャンネルで、「小園に関してはゾンビの疑惑がかかっていて、写真に写っているという。でも事実関係がまったくわからないから、この話とは別に話す」と前置きした。 「高木さんはタブー視されがちな話題にも踏み込むことで知られますが、この件については慎重でした。小園のプレーについては言及したものの、“ゾンビたばこ”問題そのものには触れなかった。球界関係者の誰もが実情をつかめずにいるのでしょう」(元スポーツ紙カープ担当) 小園は2軍降格後初の公式戦となった8月22日のオリックス戦(神戸)で満塁本塁打を放った。昨年セ・リーグの首位打者と最高出塁率の二冠を獲得した実力者だけに、「やはりレベルが違う」(カープOB)と周囲を唸らせた。しかし、1軍復帰や今後の起用を巡っては課題も残されている。

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