“史上最悪”と言われるアメリカ・ロサンゼルスの大規模な山火事。高級住宅街も被害にあっていますが、現場では、火災に乗じた空き巣事件も発生しているということです。 ■“LA史上最悪”大規模山火事 ハリウッドセレブも被害に… 山内あゆキャスター: アメリカ・ロサンゼルスの大規模な山火事。今月7日に火災が発生し、被害が今も拡大しています。 ▼避難命令:約15万人 ▼死者:24人確認 ▼焼失面積:160平方キロメートル(神奈川・川崎市、沖縄・宮古島とほぼ同じ) ▼建物被害:住宅など1万2000棟以上 ▼被害総額(推定):最大23兆円超の見込み (米・気象予報会社「アキュウェザー」調べ) 最初に火の手が上がったのは、海に近い高級住宅地の山側にある「パシフィック・パリセーズ」という場所です。 地理的にはドジャー・スタジアム、バスケットボールのレイカーズ本拠地まで約30キロの場所で、その間にはハリウッドがあります。 各所で同時多発的に火事が起こっており、ハリウッドも山側の方でも火災の被害が出ています。 アカデミー賞の授賞式が行われる「ドルビーシアター」や、スターの名前が刻まれている「ウォーク・オブ・フェーム」などの“ハリウッドの観光名所”も避難命令の対象地域になっており、1月17日に予定されていたアカデミー賞候補の発表も延期されます。 ハリウッドスターが多く住んでいる地域でもあり、たくさんの方が被害に遭っています。 パリス・ヒルトンさんは自宅が全焼し「言葉にできない悲しみに襲われている」とSNSに投稿。名優のアンソニー・ホプキンスさんや、メル・ギブソンさんの自宅も全焼したことが伝えられています。 ■約15万人に避難命令 避難所の様子は? ロサンゼルスには10か所の避難所が開設されています。「パサデナ展示場」という避難所には1200人が避難しています。 避難所では、水や食事などの物資が配られており、ペットを預かりサービスも始まっているそうです。