9月に公開される映画は、数々の傑作を世に放った鬼才の最新作、YouTube出身の若手クリエイターによる不条理スリラー、劇場アニメ版も大きな話題を集めた同名漫画の実写化作、社会現象を巻き起こした人気シリーズ14年ぶりの新作などバラエティ豊かな作品が勢ぞろい! 映画.comでは、2026年9月に劇場で公開される新作・旧作映画を79作品を対象に、自社の公式X(@eigacom)でユーザーの皆さんから「もっとも期待する作品」のアンケートを実施しました。 本記事では、その結果とともに寄せられた期待する理由とコメント(※一部抜粋)、予告編をランキング形式でご紹介します。ご参加いただいた皆さん、ご協力ありがとうございました! ●第10位「しびれ」(9月25日公開) 【作品概要・あらすじ】 「佐々木、イン、マイマイン」の内山拓也監督が、北村匠海を主演に迎えて撮りあげた自伝的作品。監督の故郷・新潟県を舞台に、自身の居場所とアイデンティティを模索する孤独な少年が、息をのむような大きな愛を知るまでの20年間を描く。 日本海沿いの町に暮らす少年・大地は、幼少期に暴君のようだった父の影響で言葉を発することができない。現在は母の亜樹と雑居ビル屋上のプレハブに暮らしているが、水商売で生計を立てる母はほとんど家に帰らず、生活も苦しい。やがて大地は亜樹とともに叔母の家に身を寄せるが、彼の居場所はどこにもなく、ひとりで過ごすうちに内気になっていく。そんなある日、父の行方を求めて生家を訪ねたことをきっかけに、大地の運命は大きく揺らぎはじめる。 主人公・大地の青年期を北村が演じ、大地の母・亜樹を宮沢りえ、父・大原を永瀬正敏が演じた。第26回東京フィルメックスのコンペティション部門で審査員特別賞を受賞。また、第76回ベルリン国際映画祭パノラマ部門にも正式出品された。 【期待する理由・コメント】 ・失語症の青年を演じる北村匠海がどんな芝居を見せてくれるのか期待!新潟在住なので新潟ロケなのも楽しみ。 ●第9位「さとこはいつも」(9月18日公開) 【作品概要・あらすじ】 長編映画デビュー20周年を迎えた沖田修一監督が、年齢も育った環境も異なる3人の「さとこ」という女性の人生が交差していく様子をオリジナルストーリーで描いた人間ドラマ。 15歳の中井聡子(姫野花春)は鼻炎持ちの中学3年生で、学校ではソフト部に所属し、同じ耳鼻科に通う同級生に恋をしている。国語教師から文章を書くよう勧められた彼女は自分の初恋物語に着手するが、初恋相手に対する妄想が暴走してしまう。姪と韓国カルチャーを愛する35歳の西田沙都子(有村架純)は、映画配給会社の宣伝部で働いている。6年目になる不倫が倦怠期を迎えている彼女は、自分の人生を振り返りながら不倫の日々についてつづっていく。55歳の飯島里子(石田ひかり)は子育てがひと段落し、ようやく自分の時間を持てるようになった。かつて作家になる夢を抱いていたことを思い出した彼女は、自分の初恋の物語をノートに書きはじめる。まったく違う人生を歩む3人の「さとこ」たちだったが、それぞれ自分の人生を小説としてつづるうちに、他人だったはずの3人の物語は少しずつ交差していく。 【期待する理由・コメント】 ・沖田監督の新作なので気になります。 ●第8位「ナギダイアリー」(9月25日公開) 【作品概要・あらすじ】 「淵に立つ」の深田晃司監督が、松たか子を主演に迎えて撮りあげた人間ドラマ。第39回岸田國士戯曲賞を受賞した平田オリザの代表作「東京ノート」に着想を得て、監督自らオリジナル脚本を執筆。岡山県奈義町をモデルにした「ナギ」を舞台に新たな物語を描き、企画の立ち上げから9年の歳月をかけて完成させた。 自然豊かな町・ナギで、ひとり創作に打ち込む彫刻家の寄子(松)。ある日、東京と台湾で建築家として活躍する友梨(石橋静河)が数日間の休暇をとり、別れた夫の姉である寄子のもとを訪れる。若くして妻を亡くした寄子の幼なじみ・好浩(松山ケンイチ)、息子の春樹とその親友・圭太など、人々との出会いは穏やかな日常に小さな揺らぎをもたらしていく。友梨は寄子の彫刻のモデルを毎晩つとめるなかで彼女の知られざる喪失に触れ、友梨自身にも変化が起こりはじめる。2026年・第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。 【期待する理由・コメント】 ・予告の時点で映画の雰囲気がありありと伝わってきたから。 ●第7位「八つ墓村」(9月18日公開) 【作品概要・あらすじ】 ミステリー界の巨匠・横溝正史の代表作のひとつで、過去にも数多く映画化、ドラマ化された「八つ墓村」を、「呪怨」シリーズの清水崇監督が新たに映画化。尾上松也が金田一耕助役を演じて主演を務める。 就職の内定も得られず、彼女もいない大学生の井川辰弥のもとに母の訃報が舞い込む。辰弥は探偵・金田一耕助に誘われ、岡山県の山奥に潜む、亡き母のルーツである「八つ墓村」を訪れる。名家・田治見家の莫大な遺産の相続人である辰弥の来訪に合わせたかのように、村では不可解な連続殺人事件が発生する。辰弥は亡き母のルーツをたどる中、金田一とともに連続事件に巻き込まれてゆく。 辰弥役を奥智哉、未亡人・森美也子役を堀田真由、双子の大叔母役を高島礼子、田治見家の先代とその長男役を滝藤賢一がそれぞれ演じる。 【期待する理由・コメント】 ・「八つ墓村」3度目の映画化。今回の作品で1977年版同様に現代風にアレンジされていたり、お面がつけられている八つの墓の謎がすごく気になり、横溝正史ファンの自分としては観るべきだと思いました。 ●第6位「オデュッセイア」(9月11日公開) 【作品概要・あらすじ】 西洋文学の原点とされる古代ギリシャの詩人ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」を、クリストファー・ノーラン監督が映画化した超大作。ノーランが20年越しの念願として、長編映画として史上初となる全編IMAXフィルムカメラでの撮影を敢行している。 トロイア戦争を終えたイタケの王オデュッセウスは、妻と息子が待つ故郷への帰還を目指す。しかし神々の怒りを買った彼の前には、一つ目の巨人や魔女、荒れ狂う海の怪物といった幾多の試練が立ちはだかる。一方、王の不在が続く故郷では、王妃ペネロペに求婚者アンティノオスの影が忍び寄り、まだ見ぬ父を思う息子テレマコスも窮地に追い込まれていた。愛する家族のもとへ帰り着くため、オデュッセウスは過酷な運命に立ち向かっていく。 出演は、マット・デイモン、アン・ハサウェイ、トム・ホランド、ロバート・パティンソン、ゼンデイヤ、ルピタ・ニョンゴ、シャーリーズ・セロンら豪華キャスト。 【期待する理由・コメント】 ・公開前から話題になっていること、全編IMAXフィルムでの撮影や主役級の俳優が揃っていること、クチコミでの絶賛コメントも観たい気持ちが高まる要因の一つ。 ●第5位「ルックバック」(9月11日公開) 【作品概要・あらすじ】 漫画家・藤本タツキが2021年に発表し、劇場アニメ版も大きな話題を集めた同名漫画を、「万引き家族」の是枝裕和が監督・脚本・編集を手がけて実写映画化。 小学4年生の藤野は、学年新聞に4コマ漫画を連載し、クラスメイトたちから絶賛されていた。しかしある日、学年新聞に掲載された不登校の同級生・京本の漫画を見て、その圧倒的な画力に打ちのめされる。それ以来、藤野は絵がうまくなりたい一心で漫画を描き続けるが、京本との差は埋まらず、一度は漫画を描くことを諦めてしまう。しかし卒業式の日、京本の家に卒業証書を届けに行った藤野は、京本が自分の漫画のファンだったことを知る。漫画へのひたむきな思いで結ばれた藤野と京本は一緒に漫画を描くようになり、かけがえのない時間を積み重ねていくが、そんなふたりの日常を大きく揺るがす出来事が起こる。 出口夏希が藤野役、蒔田彩珠が京本役で主演を務め、菅田将暉、宮藤官九郎、野呂佳代らが共演。第83回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。 【期待する理由・コメント】 ・主演二人のイメージがぴったりで、演技力も高いので楽しみにしています。 ●第4位「シャドウワーク」(月日公開) 【作品概要・あらすじ】 江戸川乱歩賞作家・佐野広実の同名小説を、吉岡里帆と奈緒のダブル主演で映画化し、配偶者や親から暴力を受ける女性たちが身を寄せるシェルターを舞台に描くクライムサスペンス。 夫の暴力から逃れた紀子(吉岡)は行き場を失い、看護師の路子に救われて三浦海岸の外れに建つ日本家屋のシェルター「おうち」へ連れられる。配偶者や親から暴力を受けた女性たちを匿うその場所では、食事や掃除など暮らしのすべてが「持ち回り」というルールで成り立っていた。穏やかで守られた日々を取り戻していく紀子だったが、少しずつその日常に違和感を覚え始める。そして、ついに「おうち」で行われている組織的犯罪の実態を知ってしまう。一方、ある事件を追う刑事・薫(奈緒)もまた、捜査線上に「おうち」の存在を浮かび上がらせていた。 共演に風吹ジュン、美保純、酒井若菜、ファーストサマーウイカ、佐月絵美、北村匠海、原嘉孝、清水尚弥。 【期待する理由・コメント】 ・重い内容ですが演技の素晴らしい俳優さん達の共演が楽しみです。 ●第3位「踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!」(9月18日公開) 【作品概要・あらすじ】 社会現象を巻き起こした人気シリーズの劇場版最新作。主演の織田裕二をはじめ、監督の本広克行、脚本の君塚良一、プロデューサーの亀山千広らオリジナルのキャスト&スタッフが再結集。タイトルの「N.E.W.」は「NEXT. EVOLUTION. WORLD.」の略で、本作から青島俊作の新たな物語が始動する。 世界屈指の巨大都市(メトロポリス)・東京。ある日、通称「225事案」と呼ばれる誘拐事件が発生する。犯人は身代金の運び屋として、警視庁刑事部捜査第一課に着任した青島を指名。要求に間に合わなければ街を爆破すると告げる。さらに、3Dプリンター拳銃による連続殺人や、盗まれた毒性ウイルスを街にばらまくという脅迫も発生。一方、捜査の優先順位をAIが判断し、逮捕状の請求すらAIにゆだねる警察組織の変貌も明らかになるが、青島は変わらぬ信念を胸に東京を駆け抜ける。 【期待する理由・コメント】 ・配信ですぐに観れることもあり、映画を劇場まで観に行くことがほぼなくなってしまったのですが、さすがに踊る大捜査線は観たい!と久しぶりに心にワクワク感が募っています ・テレビから劇場版まで全シリーズ観てきましたので久々の作品期待してます。 ・過去作が面白かった。年齢を重ねたキャスト陣に期待。 ●第2位「5秒で完全犯罪を生成する方法」(9月11日公開) 【作品概要・あらすじ】 重岡大毅(WEST.)が主演を務め、原菜乃華が共演したクライムサスペンス。「ライアーゲーム」「マスカレード・ホテル」の岡田道尚によるオリジナル脚本で、犯罪を隠蔽するため生成AIに「完全犯罪を成立させる方法」を問うた兄妹が、予期せぬ事態へと巻き込まれていく姿を描く。 航(重岡)の携帯に、高校生の妹・幸来(原)からの電話がかかってくる。航が幸来のもとへ駆けつけると、そこには妹の部活顧問である教師の遺体があった。意図せずに教師を殺してしまったという妹を守るため、航がとった行動は、生成AIに「完全犯罪を成立させる方法を教えてください」というプロンプトを打ち込むことだった。しかし、予期せぬ事態が次々と発生し、2人は事件へ巻き込まれていく。そんな2人の前に謎の女・七希が現れ、事態はさらに悪化。航と幸来は窮地へと追い込まれていく。 「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」の近藤亮太監督がメガホンを取った。 【期待する理由・コメント】 ・生成AIを使って完全犯罪ができるのかという、今の時代にマッチした内容だから。主演の重岡大毅さんの演技が好きだから。原菜乃華さん、田中みな実さんの演技も楽しみです。 ・AIやチャットGPTは、今の私自身の暮らしの中で当たり前の存在になってしまっているものですが、犯罪とも結びつきやすいものというイメージもあるので、どのように描かれているのか、今まであまりない題材で興味を持ちました。 ・現代の社会に即した内容だし予想がつかないから。 ●第1位「白鳥とコウモリ」(9月4日公開) 【作品概要・あらすじ】 ベストセラー作家・東野圭吾が、罪と罰というテーマを重厚な物語で描いた同名ミステリー小説を、松村北斗(SixTONES)と今田美桜の主演で映画化。解決したはずの殺人事件の容疑者の息子と被害者の娘が手を組み、事件の真相を追う姿を描き出す。 善良な弁護士・白石健介が刺殺された事件は、容疑者として浮上した倉木達郎が犯行を自供したことにより解決したはずだった。しかし、容疑者の息子である倉木和真(松村)と被害者の娘の白石美令(今田)は、互いの父親の言動に違和感を抱く。出会ってはならないはずの2人は手を取り合い、共に事件の真相を追いはじめる。 容疑者役で三浦友和、被害者で中村芝翫、事件を捜査する刑事・五代努役で柄本佑、風吹ジュン、井川遥、吉田羊らが共演。「正欲」「あゝ、荒野」の岸善幸監督がメガホンをとった。 【期待する理由・コメント】 ・原作がとても面白かったし、主演の2人が登場人物のイメージ通りなので映画公開が楽しみでたまらない。 ・ずっと読んできた大好きな東野圭吾が最後に視聴した自著映画化作品ということ。主演バディが松村北斗と今田美桜という旬で話題の表現者ふたりであること。 ・いつか観てみたいと思っていた三浦友和さんと松村北斗さんのお芝居、原作を読んで想像しましたしキャスティングが発表され歓喜でした。三浦友和さんファンの私の母へ、松村さんを応援している自分としてはなぜか誇らしくもあり1日も早くスクリーンで拝見したいです。 なお、11~15位には下記の作品がランクインしました。(※同票数の作品は同位) 11位:「アベンジャーズ エンドゲーム アンコール」 11位:「バックルームズ」 12位:「スワロウテイル」 13位:「ハート・オブ・ビースト」 13位:「マッチング TRUE LOVE」 14位:「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」 14位:「我々は宇宙人」 15位:「猫たちと7000マイルの旅」 15位:「藁にもすがる獣たち」