「世界最古の職業」と言われる売春の法規制が今、注目されている。きっかけは2023年、悪質ホストが女性客に法外なツケを支払わせるため、売春を強要する例が全国で相次いだ事実が国会で取り上げられたことだ。ホストクラブが最も集中する東京の新宿・歌舞伎町では、近くの人気コリアタウン・新大久保周辺の公園で女性客による「立ちんぼ」と呼ばれる客待ちが横行し、苛烈な取り立てが社会問題化した。一方で「買う側(客)に罰則がないのはおかしい」とする疑問の声も噴出し、今年8月末、法規制の在り方を議論する法務省の検討会が、買う側にも罰則を設けるべきとする報告書をまとめた。ようやくと言うべきか、動き出した売春防止法改正の背景を探る。