マカオ司法警察局は8月31日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設カジノ施設のゲーミングテーブルに置いて、複数回にわたって別の客がテーブル上にベットしたゲーミング(カジノ)チップを盗んだとして50代の中国人(中国本土居民)の女を逮捕したと発表した。 同局によれば、同月29日午後、カジノ施設の警備員がゲーミングテーブルでプレイ中の女が別の客が賭けたゲーミングチップを盗んだのを目撃したことから、被害者に知らせ、被害者が確認したところ、計10万香港ドル(日本円換算:約202万円)相当分がなくなっていたことがわかり、同局へ通報したとのこと。 通報を受けた同局の警察官が現場へ急行し、女の所持品を検査した結果、2万6000香港ドル(約53万円)の現金、2000香港ドル(約4万円)相当のゲーミングチップ、丸めた状態の両面テープが見つかったという。 その後の同局の捜査で、容疑者は被疑者の男性客と知り合いではなかったが、28日に被害者が多額のチップをベットしていたのを見かけて近づき、同じテーブルでプレイするようになり、事前に準備した両面テープを手のひらに仕込み、男性客がチップを重ねてベットした後、その上を掠めるように手を伸ばして自身もベットし、男性客のベットの最上部にあった額面1万香港ドル(約20万円)相当のチップを盗んでは場を立ち去る行為を28日と29日にかけて10回にわたって繰り返していたことが判明。 同局では、証拠および捜査で得られた情報を総合的に判断し、女を加重窃盗罪で検察院送致するとともに、残るゲーミングチップの行方について捜査を継続するとした。 マカオでは、しばしばゲーミングチップを狙った犯罪が発生しており、本件と同様の手口についても報告例がある。