米国内線で暴れ、テープでぐるぐる巻きに…迷惑行為の男、勤務先からも解雇される

米国内線の機内で人種差別的な暴言を繰り返して暴れた乗客が、乗務員や他の乗客に取り押さえられ、テープで座席に縛り付けられた。騒動を起こした乗客は、勤務先の不動産会社からも即座に解雇された。 7日(現地時間)のニューヨーク・ポストによると、米アリゾナ州の不動産会社「ロング・リアルティ」は、3日にテキサス州ダラスからニュージャージー州のニューアーク空港に向かっていたアメリカン航空618便の機内で、罵声を上げ、同性愛者への差別的な発言を繰り返して騒ぎを起こした乗客が、同社に所属する不動産仲介人の男A(67)だったと確認し、直ちに解雇したと明らかにした。 ロング・リアルティは6日、フェイスブックで声明を発表し、「機内での騒動をめぐり刑事告発された、当社に所属していた仲介人に関する報道を把握している」と述べ、「事件を把握して直ちに当該人物との契約を解除しており、同氏はもはやロング・リアルティを代表する立場にはない」とした。 続けて「同氏の行動は、当社が従業員らに求めるプロ意識、誠実さ、思いやり、他者への敬意という価値観に真っ向から反する」とし、「当社に関わるすべての人に、こうした価値観を守ることを求めている。この方針に明らかに反する行為は、決して容認できない」と強調した。さらに「今回の事件で被害を受けた乗客や乗務員をはじめ、すべての皆さまに心よりお見舞い申し上げる」と述べた。 Aのリンクトインのプロフィールには、ツーソンにあるロング・リアルティで副社長を務めたと記載されていたが、事件直後、同社のウェブサイトからAに関する情報はすべて削除された。 ニューヨーク・ポストは、当該便に乗っていた乗客の目撃証言を引用し、Aが乗務員や他の乗客に侮辱的な言葉や人種差別的な罵声、卑わいな言葉を浴びせて暴れたと伝えた。特に、すぐ後ろの列に座っていた女性客に対しては、不快な言動を繰り返していたという。 これを受けて乗客や乗務員が制止に入り、Aは最終的に機内で取り押さえられた。 当時の様子を撮影した写真を見ると、Aは頭部や上半身、手首をダクトテープで座席にきつく縛り付けられている。脚も同様に拘束されている。 アメリカン航空は同紙に対し、「騒ぎを起こした乗客のため、同便は行き先を変更してボルティモアに着陸した。Aは着陸直後に機外へ降ろされ、メリーランド州法に基づき交通警察に逮捕された」と説明。「乗客が目的地へ向かう前に、必要な措置を取った」と明らかにした。Aが連れ出された後、他の乗客は本来の目的地へ向かった。 米連邦捜査局(FBI)は、Aが現在、第2級暴行と治安妨害の罪で起訴されていると明らかにした。FBIは事実関係を確認するため捜査を進めており、メリーランド地区の検察当局と協議し、連邦法に基づいて起訴するかどうかを決める方針だ。

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