収賄・背任で服役、損賠訴訟で差し押さえ…波乱万丈の81歳元和歌山市長・旅田卓宗氏、和歌山県議に

和歌山市長選や衆院選による欠員に伴う和歌山県議補選(和歌山市選挙区・欠員3)が13日、投開票され、元和歌山市長の旅田卓宗氏(81)が県議としては、昭和58年以来43年ぶりに4選を果たした。旅田氏は市長時代の収賄と背任事件をめぐる服役後に公民権停止を終え、今年8月9日に投開票された和歌山市長選に立候補して、落選していた。 「おかげさまで当選できた。みなさまのおかげです」。当選を決めた旅田氏は13日夜、和歌山市内の路上で支持者約30人を前に、喜びを語った。立候補時には「生涯チャレンジャーとして『衰えて死を待つだけではいかん』と思い、立候補を決めた。政治にかける情熱は負けない」と話していた。 旅田氏は昭和45年に和歌山市議補選で初当選。49年に県議補選で当選し、落選1回をはさみ、58年に3選を果たしていた。 61年に市長選で初当選。平成14年の市長選落選後、市長時代の事業をめぐって収賄と背任の容疑で逮捕されたが、15年の同市議選に獄中から出馬し、トップ当選を果たした。22年に収賄罪と背任罪で懲役4年の実刑が確定し、服役した。 また、住民による損害賠償訴訟で同市に約2億5450万円の返還を命じた民事判決も確定しており、同市などによると、約2億3520万円が支払われていないという。 今年8月の市長選では、法定得票数を上回る1万4039票を獲得。供託金100万円は返還対象となっていたが、未払い債務の一部として、和歌山地方裁判所から差し押さえ命令を受けた。

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