島の子が次々捕まって東京に送られた」教え子に“空き巣指導”か 逮捕の高校教師(26)「授業はすごく面白かった」 伊豆大島

「仏壇の“おりん”は純金で、高く売れる」。 現役の高校教師が、元生徒とともに空き巣目的で住宅に侵入。 揚げ句、盗品を売りさばくアドバイスまで…。 島民もあきれる前代未聞の事態が、「都心から一番近い南国」と呼ばれる東京の離島・伊豆大島で起きました。 住居侵入・窃盗未遂の容疑で逮捕されたのは、都立高校教師の木村涼介容疑者(26)。 ややうつむきながら高速ジェット船に乗り込み、伊豆大島から警視庁三田署へと移送されました。 木村容疑者は2026年の4月1日から1年生の担任をしていたということです。 木村容疑者については、「授業はすごく面白かったんですけど、学校でも噂だったので、すごくショックでした」「気さくに話せて楽しい先生」「生徒との間に壁は感じないような。そういうことをするような人じゃない感じに思っていたので驚いて…」といった声が聞かれました。 木村容疑者は、3年前に大島町の都立高校に赴任。 生徒からは「キム」というあだ名で呼ばれ、サッカー部では副顧問として指導に当たり、4月からは1年生の担任も受け持っていたといいます。 2026年2月、木村容疑者は勤務先の高校の元生徒だった少年2人とともに、70代の男性の自宅に侵入し、金品を盗もうとした疑いが持たれています。 木村容疑者らは、鍵がかかっていない掃き出し窓から居間に侵入。 しかし、奥から物音が聞こえたため、住人が在宅している可能性があると思い、何も取らずに逃げたということです。 伊豆大島では、当時高校生だった少年6人が、金の指輪や金歯、さらにシカの角などを盗んだとしてすでに逮捕されています。 逮捕された少年は、木村容疑者について「自分から空き家に入ろうと先生を誘った。(木村容疑者は)嫌がる様子もなく乗り気だった」と話します。 少年から誘われ、犯行に加わったとみられる木村容疑者。 「少年らが前々から廃墟に侵入して物を盗んでいることを聞いていて、私自身は肝試し的な感覚でついていきました」と供述していて、少年らが空き巣を繰り返していることを知り、教師であるにもかかわらず、「仏壇のおりんは純金で高く売れるから探した方がいいよと先生に言われた。先生が金の指輪を見て『本物っぽいな。今週東京に出るから査定してもらおうかな』と話していた」など、あきれたアドバイスをしていたといいます。 さらに、「(元生徒が)フリマサイトで売るという話を聞いたんで、一気に売ると税務署に見つかると言ったことがある。俺にも金を取らせろと言ったことがある」と、盗品の売りさばき方まで指導していました。 伊豆大島に住む人たちからは、「先生じゃなくてもやっちゃいけないこと。ただそれを、教え子、子どもたちと一緒にやったというのがあり得ない」「教育者が教えることじゃない。普通じゃ考えられないことですよね」と、怒りの声が。 伊豆大島では2026年に入り、空き巣被害が連続で発生していました。 島では少年たちが空き巣を繰り返しているとの噂が広がり、警察が注意喚起を行っていました。 そうした中で発覚した、現役高校教師が空き巣に関与し逮捕、との一報。 島の人たちも「島の子、次々に空き巣とかで捕まって東京に送られたという話を聞いた」「裏でそういう話を聞いて、本当なのかなって」「あり得ないよね、本当にね。学校の先生と生徒がこんなに小さな大島で」などと話し、寝耳に水の事態でした。 木村容疑者の供述: 廃墟に行こうと誘われた。友達感覚と思われていた。 逮捕された木村容疑者は、学校から車で5分ほどの寮に住んでいました。 元生徒の少年らが盗んだ指輪や金歯をフリマサイトで出品する方法について助言していたとみられる木村容疑者。 取り調べに対しては、「農機具が置いてある車庫みたいなところには入ったけど、窓から室内に入った記憶はありません」などと、容疑を一部否認しているということです。 FNNの取材に対し、東京都教育委員会は、「生徒と一緒に教師が窃盗を行ったというケースは過去例がないと思う」としたうえで、「事実であれば大変遺憾である。必要に応じて厳正に対処していきます」とコメントしています。

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