杉良太郎、「倒れるまで全部回りたい」全国の警察施設に通算200か所目訪問も決意新た…18年に特別防犯対策監に委嘱

警察庁の特別防犯対策監として全国の警察本部、警察署、警察学校を訪問してきた歌手で俳優の杉良太郎(82)が16日、警視庁麹町警察署を訪問した。2019年11月19日の警視庁月島署から始まり、この日が通算200か所目の節目。「寿命がある限り、倒れるまで全国を回りたい」と決意を新たにした。 スーツ姿で同署を訪れた杉は警察官を激励し、特殊詐欺への対策の強化などを訴えた。「花の東京のど真ん中ですから、そういった意識の中で、さらに厳しい姿勢で臨むような話もしてきましたし、個人的な悩みや問題を抱える人もいるので、できる限りサポートしてあげられたら」 法務省・特別矯正監、厚生労働省・特別健康対策監も務めるが、18年に特別防犯対策監に委嘱された。「各県警本部や所轄署に対して、意思の疎通、警察庁としての思いを伝えていくのが自分の使命」とし、すでに47都道府県の訪問を完了。警視庁管内の全102か所訪問も達成間近だ。「埼玉、神奈川、千葉も3分の1か半分くらいしか行ってないので、倒れるまで全部回りたい。最初に警視庁管内102か所を回るって言ったら絶対無理って言われた。でもやる気があればやれるんです」と胸を張った。 警察の現場では応募者数の減少や暑さ対策、多様化する犯罪への対応など、さまざまな問題に直面しているという。「きついとか大変とかという意識が植え付けられてしまった。現場でやりやすい状況をどうしたらつくれるか」。警察官たちからなるべく丁寧に話を聞き取り、逮捕令状のIT化を働き掛けるなど環境の改善に尽力してきた。 「何でも打ち明けて、お話しするような雰囲気になってきたかな」。警察庁の公式サイトによると、全国の警察施設は1100か所を超える。市民生活を守る警察官をサポートするため、杉は全身全霊で足を運び続ける。(高橋 誠司) 〇…特殊詐欺被害を食い止めるため結成された著名人によるプロジェクトチーム「SOS47」を率いる杉は「特殊詐欺対策はそんなに難しくない。電話からくる犯罪。登録していない番号をシャットアウトすればいい」と呼び掛けた。知らない番号からの着信拒否対策や警察庁の特殊詐欺対策アプリもあり「自分は大丈夫だという人ばかりがやられている。自分ごとと考えないと。ただ気をつけましょうではダメ」と強く訴えた。

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