半導体製造にかかわる製品の情報が、大手化学メーカー旭化成から中国企業に流出した事件で、逮捕された元社員の男が、他にも複数の企業の営業秘密を保管していたことがわかりました。 旭化成の元社員、古川祥一容疑者(66)は半導体の製造に使われる接着剤に関する営業秘密を、退職後のおととし9月、別の企業の関係者にメールで送った疑いで18日朝送検されました。 旭化成によりますと、中国企業への流出が確認されたということです。 古川容疑者は旭化成を退社した後、別の企業に就職しましたが、捜査関係者への取材で、営業秘密にあたる複数の製品情報を保管していたことがわかりました。 また、旭化成では接着剤の開発に長年携わり、営業秘密の情報にアクセスできる権限があったということです。 警察は、古川容疑者が立場を悪用して、情報を持ち出していたとみて調べています。