三重県警松阪署は17日、三重県松阪市に住む自営業の40代男性が警察官を名乗る者らに、暗号資産約3300万円相当をだまし取られる特殊詐欺事件があったことを発表した。 同署によると、7月13日、男性の携帯電話に三重県警察本部捜査第二課の「ゴトウハジメ」を名乗る者から着信があり、「警視庁が逮捕した男を捜査したところ、あなたの金融機関の口座がマネーロンダリングに使われていることが分かった。逮捕状を持っているので、捜査に協力しないと逮捕される」と言われた。 その後、警視庁捜査第二課の「佐藤正」を名乗る者に電話が代わり「身の潔白を証明するためには、持っているお金を調べる必要がある」と言われ、指示通り自分の口座情報や残高を教えた。 さらに、「佐藤正」とSNSやビデオ通話でやり取りをする中で、東京地検特捜部長の「関口新太郎」を名乗る者を紹介された。男性は2人の指示を受けて暗号資産取引所に登録し、暗号資産「イーサリアム」を購入。8月19日から同月24日の間に5回に分けて、合計約3300万円相当の暗号資産を指定されたアドレスに送信し、だまし取られた。 同日、男性が口座を持つ金融機関から不審な取引があると同署に通報があり、同署が男性に連絡。男性は、だまされたことに気付いた。 同署では、これまでのやりとりなどを調べて9月16日に被害届を受理した。