NHK総合では、10月3日放送の「新プロジェクトX~挑戦者たち~」(午後8:07)で「“いちごの王様となれ”~福岡発 世界への逆転劇~」をおくる。 同番組は、「計算通りにいかないから、面白い」「答えが分からないからこそ、挑む価値がある」といった挑戦に敢然と立ち向かう、光の当たらない陰の功労者に注目する群像ドキュメンタリー。東京スカイツリーや渋谷駅などのインフラ整備から、地下鉄サリン事件の逮捕劇やゲーム機開発まで、日本の社会を変え、人々の生活を支えるプロジェクトに秘められた情熱と勇気を真っすぐに届けている。 今回は、福岡のいちごを取り巻く物語を紹介。福岡の「とよのか」はかつて“いちごの女王”と呼ばれる人気を誇っていたが、栃木の新品種「とちおとめ」の台頭により、福岡の農家たちは逆境に立たされることとなった。そんな中、新いちご開発プロジェクトが発足し、試験場の研究員は2万株を試験的に栽培。根が少なく育ちにくかったものの、若き農家の苦闘が実を結び栽培の見通しをつけることに成功。しかし、全県で栽培が始まると、今度は恐怖の病に見舞われることに……。 この新たな品種の開発や生産、流通をめぐり、農家、農協、県が団結した。番組では、苦境をはねのけ、日本全国に留まらず、海外でも愛される“いちごの王様”に育て上げた起死回生の打開策を究明する。 今回の特集について、MCを務める有馬嘉男氏は「誰もが大好きな“いちごの王様”には、知られざるドラマがありました」と切り出すと、「半年にわたって次々に実をつけるいちごは、手間をかければかけるほど応えてくれる果物なのだそう。だから農家さんは、寝ても覚めてもいちご一筋。そんな情熱の結晶がおいしくないはずがありません!」と語り、「“赤い宝石”にかけるスーパー農家たちの奮闘劇、ぜひご家族でお楽しみください」とアピールした。 一方、大谷舞風アナウンサーは、「開発は一筋縄ではいきません。品種の選定から豪雨災害、栽培の難しさなど……次から次へと難しい試練が」と新品種のいちご開発に関わった人たちが直面した苦難を紹介し、「1日に200個ものいちごを食べ、何としてでもおいしいいちごを作るんだと開発に挑んだ研究者の執念を知ると、胸がとても熱くなります」と研究者たちの奮闘に思いを寄せる。さらに、大谷アナは「見終わった後は、きっと福岡のいちごのおいしさをかみしめたくなるはずです!」と、今回描かれる挑戦の物語に太鼓判を押している。