◆JERAセ・リーグ 広島2x―1巨人=延長11回=(22日・マツダスタジアム) 広島の新井貴浩監督(49)が来季も続投することが22日、決まった。松田オーナーが明かした。来季が5年目。巨人戦(マツダ)の試合後、指揮官は「託していただいたので、自分がやるしかないと思いますし、自分にしかできない」と強い言葉で決意を示した。今季終了後、歴代監督と同様に新たに単年契約を結ぶ。 1月27日に当時選手の羽月隆太郎氏の逮捕を発端に、通称「ゾンビたばこ」を巡る激動のシーズンは、3年連続のBクラスに沈んだ。新井監督は2月初旬、さらに5月下旬に「これ以上、騒動が大きくなるなら…」と鈴木球団本部長に辞意を伝えた。交流戦終盤の6月中旬には松田オーナーに意向を伝えた。この日、取材に応じたオーナーは「チームを一つにまとめて、一丸となれるのは新井だけ。ほかに思いつかなかった」と続投理由を説明した。 就任以来、育成と勝利の両立という難題に挑んできた。1年目の23年は5年ぶりのAクラス(2位)入りも、2年目以降は下降線。課題は山積みだが、岡本、佐々木ら投打で若手の台頭もある。強い責任感ゆえ、特に今季は厳しい表情が目立った指揮官に、松田オーナーは「(就任)1、2年目のようなハツラツさを」と求める。計3度の辞意表明を経て腹をくくった指揮官が、チームを根本から立て直す。(直川 響) 〇…今季7度目のサヨナラ勝ちで連敗を2で止めた。同点の延長11回1死満塁で、新人・勝田がサヨナラ犠飛。開幕戦以来2度目の劇打に「(前打者が)申告敬遠されてめちゃくちゃ悔しかったので、決めたかった」と胸を張った。同点の9回1死二、三塁のサヨナラ機では一邪飛。リベンジに成功し「良かった」と安堵した。新井監督は「いいところで、いい打撃をしてくれた」と称賛。V争い真っ最中の巨人に意地を見せた。