沖縄の古謝県知事、米軍幹部らに抗議 海兵隊員が強盗殺人容疑で逮捕

那覇市のホテルで女性を殺害したなどとしてアメリカ軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の海兵隊員が強盗殺人容疑で逮捕・送検された事件で、沖縄県の古謝玄太知事は5日、在沖米軍や米国総領事館の幹部らを県庁に呼び、抗議した。幹部らに対して「大変遺憾であり、激しい怒りを覚えます」と伝え、再発防止を求めた。 県庁に呼び出したのは、村井勝・沖縄防衛局長と紀谷昌彦・外務省沖縄担当大使、在沖米軍トップのベンジャミン・ワトソン四軍調整官とアンドリュー・オウ在沖縄米国総領事の4人。 古謝氏は米国側に対し、捜査への全面的な協力や綱紀粛正、再発防止を求めた。その上で「日米地位協定の見直しや、米軍人への教育の改善など実効性のある抜本的な対策を講じてほしい」と求めた。ワトソン氏は「私どもも痛恨の極みです」などと応じたが、謝罪の言葉はなかった。ワトソン氏はその後、報道陣にコメントを発表し「県民に重大な懸念と不安を与えるものだと思う。兵士・隊員に最高基準の行動規範を強く求めていきたい」と述べた。 抗議後に取材に応じた古謝氏は、米軍側から謝罪がなかったことについて「容疑者が否認をしているので(有罪が)確定していない中で謝罪はできない」と事前に説明があったと明かした。その上で「組織としては理解できる部分もある」と語った。また、今週中に直接政府に抗議する考えで、日程を調整しているという。(金子和史)

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