SNSで相次ぐ被害女性への中傷、知事も苦言 沖縄強盗殺人

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の海兵隊員が強盗殺人容疑で逮捕された事件を巡り、SNSでは、殺害された女性に対する中傷やバッシングが相次いでいる。沖縄県の古謝玄太知事は6日、県庁で記者団の取材に応じ、「人が殺されたということに対して、落ち度も何もあったものではない。慎んでいただきたい」と苦言を呈した。 X(ツイッター)などのSNSでは、女性の行動に落ち度があり、事件に巻き込まれたと責める内容の投稿が多数見られる。 反戦平和を訴える「ノーモア沖縄戦 命(ぬち)どぅ宝の会」などの市民団体は6日、県庁で記者会見し、声明を発表。古謝知事に対し、米軍に謝罪させるよう求めた他、被害女性への中傷に懸念を表明した。 会の与那覇恵子共同代表は「沖縄では米兵による事件の度に被害者側がたたかれてきた。強い方にはものを言わず、弱い方を攻撃する愚かな姿勢で、2次被害だ」と批判。米軍基地が集中する沖縄県の構造的な問題に目を向けるべきだとして「米兵と接点があったとしても殺されていい理由にはならない」と訴えた。 事件は3日、那覇市のホテルで女性の遺体が見つかり、沖縄県警は4日、米海兵隊上等兵、デビン・バラード容疑者(20)を強盗殺人容疑で逮捕した。バラード容疑者は「私は知りません」と容疑を否認している。【喜屋武真之介、平川昌範】

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