不法採掘に関与した中国人3人に禁錮7年の有罪、コンゴの裁判所 「違法行為働く外国人に警鐘」と地元代表

アフリカ・コンゴの裁判所は、不法採掘に関連し金塊と現金40万ドルを所持していたとして逮捕された中国人3人に、禁錮7年の刑を言い渡した。地元を代表する弁護士は、コンゴにやってきて違法行為を働く外国人に対して警鐘を鳴らすものだとして判決を歓迎している。 3人は14日、マネーロンダリング、鉱物の違法購入および所持などの罪で有罪を言い渡された。60万ドル(約9400万円)相当の罰金が命じられたほか、刑期を終えるとコンゴへの入国を永久に禁止される。被告らは一貫して、コンゴの法律に違反しているとは知らなかったと無罪を主張していた。 詐欺や鉱物の不法採掘の疑いも持たれていたが、これらについては証拠不十分で無罪となった。 被告の弁護士は控訴する方針。 地元を代表する弁護士のワンドゥマさんは次のように述べ、判決を歓迎した。 地元を代表する弁護士 ワンドゥマさん 「これは教訓となる裁判だ。中国からやってきてコンゴの各都市に到着した中国人が、まるで自分の部屋にいるかのように振る舞っている。ホテル代さえ支払わずに行動できると考えているすべての中国人に警鐘を鳴らすものであり、我々にとって喜ばしい」 紛争で荒廃したコンゴ民主共和国は、東部での鉱物の違法採掘に対する取り締まりを強化した。この新たな取り組みの下、中国人が裁判にかけられたのは今回が初めて。

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