大阪・関西万博の工事をめぐる水増し請求で会社に約1360万円の損害を与えたとして、背任の罪で起訴された竹中工務店の元総括作業所長の男が7日、「大屋根リング」に関連する別の工事でも水増し請求を行い、会社に1093万円の損害を与えたとして、背任容疑で再逮捕されました。背任の疑いで再逮捕されたのは、竹中工務店の元社員の河井辰巳容疑者(61)です。河井容疑者は去年6月上旬、大阪・関西万博の関連工事を請け負った土木・建築工事会社の代表取締役と共謀し、「大屋根リング」の点字タイルとスカイウォーク転落防止柵に関連する工事代金を水増し請求し、会社に対し1093万円の損害を与えた疑いが持たれています。警察は河井容疑者の認否を明らかにしていません。河井容疑者は万博会場で総括作業所長を務めていた去年2月から6月にかけて、下請け業者に会場の仮設事務所の内装工事費を水増しして請求させ、竹中工務店に約1360万円の損害を与えた背任の罪で、今年9月に起訴されていました。2023年6月以降、河井容疑者が所有していたマンションや親族が経営する飲食店などにはリフォームが行われ、その総額は6000万円以上とされていて、水増し分はこれらの費用に充てていたとみられることが、これまでの捜査で判明していました。