海の家を無許可で営業容疑、80歳の暴力団幹部逮捕 自らレジ打ちも

許可を受けずに海水浴場で「海の家」を営業したとして、警視庁は、指定暴力団住吉会幸平一家傘下組織幹部の男(80)=千葉県一宮町=を海岸法違反の疑いで逮捕し、7日に発表した。容疑を認めているという。 逮捕容疑は、2026年6月22日ごろ~8月31日、一宮町の海水浴場で、海の家を町長の許可を受けずに設置し、経営したというもの。 海岸法は、公共の海岸を占用したり、海の家などの施設を設けたりする場合、海岸管理者の許可を受けるよう定めている。一宮町への申請は、男の親族の名義で行われており、男自身は許可を受けていなかった。 だが、海の家は男が経営し、レジ打ちなどをしていたほか、店への呼び込みなどを組員が手伝っていたという。 暴力団対策課によると、警視庁が海岸法を適用するのは初めてとみられるという。■各地のビーチに排除のルール 海の家をめぐっては、暴力団の資金源を断つなどの狙いから、一部の自治体や海水浴場で、暴力団組員を運営から排除するルールを独自に設けている。 千葉県では海の家の設置について、暴力団組員やその関係者には許可を与えないように定めた審査基準を作っている。 神奈川県は海水浴場でのルールについて記したガイドラインで、海の家の責任者や従業員について、身分の確認や暴力団関係者ではないとする誓約書の作成などを求めている。北海道小樽市の「おたるドリームビーチ」でも同様のルールを設けている。(板倉大地、西岡矩毅)

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